理事長 村上良明

第二十五回総会・第六十五回総代会に於いて、前理事長中野竹治氏の後任として新理事長に就任致しました村上良明です。よろしくお願い申し上げます。前中野理事長の元で十五年の理事、そして六年の副理事長を経験させていただきました。それを基に今までの組織運営を踏襲しながらも、組合員の減少もあり更なる合理化とスリム化を推し進めていかなければと考えております。
 コロナ禍の中での就任であり、組合事業も中々活発な活動とはいきませんが、組合員の皆さんと情報を共有しながら出来得る限りの徹底した感染予防策を講じて行かなければならないと考えます。まずは、全理連からのアフターコロナ対応特別推進費として福島県理容組合に約300万円の支援金が届きます。それで組合員の皆さんに手指消毒用エタノール5?をお届けすることにしましたので是非ご活用ください。また、各行政に対しても我々理容業は、昨年4月に発出された緊急事態宣言時に「生活に必要な業種である」と国民の安定的な生活の確保のために事業を継続することが求められている業種ですが、不特定多数のお客様と接しそのほとんどがお客様の髪や肌に直接触れなければその技術やサービスを提供することが出来ず、感染防止対策の一つである「人と人との距離をとること」(ソーシャルディスタンス.社会的距離)は全く不可能な状況にあり、他の職業と比較しても極めて感染リスクの高い職業であることから理容業・美容業に従事する理容師、美容師に対して早期ワクチン接種の対象として優先順位を上げていただけるよう要望しました。今後も全理連の理事として全理連を通して厚生労働省へ働きかけていかなければならないと思います。
 話は変わりますが、ここで私のプロフィールを少し紹介させていただきますと、郡山北工業高等学校・機械科を卒業後日産自動車で整備士として勤め、その後この理容業界にお世話になり、当時はサイドバックのスタイル(今では面影なしですが!)で理容店にお世話になっていた一人のお客様でした。そうしたお客様目線からもこの理容業界にはまだまだ魅力があり可能性を秘めている。今尚思っておりますので、業界内外に発信して参ります。また、理事長として、組合員、組合員外の皆さんに改めて「組合」があることで「理容師法」が守られ「業務独占」が維持され、理容師が理容の業で安定した生活が維持できている事を伝えてまいります。そして、今の情報化時代において様々な情報を収集して、組合員の皆様に合った情報を出来得る限り発信して参りますので皆さんからもご意見ご要望をお寄せください。
  最後になりますが、お客様に、安心してご利用いただけるよう安全に気を配りガンバって行きましょう。よろしくお願い致します。